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「世界最高峰」自転車レース、ガザ抗議デモ隊が侵入し中止　スペイン

ロードサイクリストとして、ロードレースファンとして、そしてガザの平和を望む人間として、ブエルタでの事態にはひどく心を痛めています。実際の反イスラエルデモの大部分は平和的なもので、今回注目を集めたのは少数の事例だと思います。しかしその少数の暴力的デモにより、Israel-Premier Tech のみならず、他チームの選手も生命の危険にさらされるという事態になってしまいました。

「ガザの平和のため、イスラエルに抗議する」というデモの主旨は理解できますし、深く共感します。しかしそれを大義名分とする暴力行為は容認できません。「レースを妨害するくらいでオーバーな」と思われるかもしれませんが、ロードレースは過酷な条件のもとで行われており、悪質な妨害によって大怪我をしたり、命を落としたりすることも現実に起こり得ます。「ガザの平和」の名のもとに、他者の命や安全を脅かす行為が正当化されるならば、それは暴力の連鎖に加担することにならないでしょうか。