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【#日本語教育】の検索結果


モーラ(拍)系言語である日本語の単音長音の区別というのは、シラブル(音節)系言語話者には本当に難しいのである。日本語は音素が少ないので発音じたいはそう難しくないが、音の長さで意味を区別するというのが難しい。

先日、ベトナム人教師の面接をしたが、「日本語の助詞を10個言ってください」という質問に、「はい、課長、部長、社長……」とか言い出したのには本気でお茶を吹きそうになったが、彼女は「助詞」を「上司」に聞き違えていたのである。


このイラストから「ジャンさんは英語を教えています」という回答を導き出そうとする日本語教師の意図は完全に砕かれた。

まず第一に、「ジャンさんという名前=英語話者であろう」という「常識」はベトナム人には通じない。そもそも「何国人はどんな名前」というデータベースが脳内にないのである。

またよしんばそういうデータベースがあったとしても、日本人のように「英語・アメリカ一辺倒」ではないので、「ジャン=フランス人」という発想もあり得る。

というわけで「金髪碧眼=ジャンさん」というのも成り立たない。この3人のうち誰がジャンさんか、というのがまずわからない。

最後に、「ABC=英語」というのも日本人の認知の歪みである。ドイツ語だってフランス語だって、いやいやインドネシア語もマレー語も、いやいやそもそもベトナム語も「ABC」だよ!