【全てのソフトウェアのソースコード】の検索結果
Redisのデュアルライセンスの一つ、SSPLは元々はMongoDBが導入したものである。
AGPLの条項に加えて「サービスとして提供する場合にはその提供に必要な全てのソフトウェアのソースコードを開示する」という条項が加えられており、他のソフトウェアに対する制限を禁止するオープンソースの定義に反するとしてOSベンダーやユーザーの離反を招いた。(このような「ソースコードは公開されているがオープンソースではない」ライセンスのことを「Source-Available License」と呼ぶ)
ライセンス変更がされた後、AWSはMongoDBをフォークし、現在は「DocumentDB」として提供している。
AWS等大手クラウドベンダーのフリーライドを批判したRedis開発元がライセンス体系を以下のデュアルライセンスに変更した。
- RSALv2 (ソースコードは利用できるが、商用利用およびマネージドサービス化の禁止)
- SSPLv1 (AGPLv3の条項に加えて、マネージドサービスとして提供する場合、ライセンスされたソフトウェアに限らず、そのマネージドサービスを提供するために必要な全てのソフトウェアのソースコードを公開しなければならないという条項を追加)
このためRedisはOSSではなくなった(∵オープンソースの定義 6.使用分野に対する差別の禁止 9.ライセンスは他のソフトウェアを制限してはならない)ことから、各OSのデフォルトリポジトリからは削除される事態になっている