【拒否権以外の議決権】の検索結果
これを見るとUSスチールの黄金株の内容は「一定事項の拒否権あり、拒否権以外の議決権なし、配当受領権なし」で、さらにアメリカ政府は取締役1名を送り込むと。
またアメリカ政府が送り込む以外の取締役のうち2名はCFIUSの事前了解が必要で、この社外取締役3人が所属する委員会が安全保障協定の遵守状況を監視するという体制かな。取締役全体の過半数とその他重要役職者はアメリカ国籍という制約も設けられた
日本で黄金株を出している会社として有名なINPEXの場合、甲種類株式(黄金株)の種類株主総会の開催条件が定められていて、株主総会が以下を決議した場合に開催し承認を得なければならないとしている。
- INPEXまたはその子会社の重要な資産の処分
- 会社の目的の変更、種類株式への新たな議決権の付与
- INPEXが消滅する、または公的機関以外の特定の株主が20%以上の議決権を得ることとなる、合併・株式交換・株式移転
- 公的機関以外の特定の株主が20%以上の議決権をすでに有している場合の取締役の選任・解任
- 株主への金銭払い戻しを伴う減資
- 解散
ただし、黄金株の株主は拒否権以外の議決権を持たない。